日本人の英語学習は、単語と文法を記憶することに多くの労力を費やす。そして、知っている単語を文法に従って、文章を組み立てて話そうとするけれど、なかなか出来ない。それが出来ないのは、自分の頭が悪いからと嘆くのです。
しかし、そもそも、単語を文法に従って組み立てて話すという芸当は、出来ないのです。頭が悪いからではなくて、頭はそういう構造になっていないからです。
英語のネイティブ・スピーカーは、文章の例が山ほど頭に入ってて、それを取り出して話しているのです。文章を話したいと思う人は、文章を覚えなければ、出来ないのです。
このことは、マラソンを走りたい人が、50メートルダッシュの練習ばかりしているようなものです。