日本語キーボードの操作で、英語の発音記号を入力することが通常はできませんね。
これを入力するには、全角モードで、ユニコードを指定して変換すれば可能です。例えば、ユニコード"00E6"を入力して、F5キーで変換すれば "æ" になります。
下の表に、発音記号とユニコードの対応表を示します。尚、通常のアルファベットの入力で可能な記号は省略しています。
発音記号 | ユニコード | 発音記号 | ユニコード | 発音記号 | ユニコード |
æ | 00E6 | ʌ | 028C | ə | 0259 |
ɛ | 025B | ɪ | 026A | ɔ | 0254 |
ː | 02D0 | ŋ | 014B | θ | 03B8 |
ð | 00F0 | ʃ | 0283 | ʒ | 0292 |
ʧ | 02A7 | ʤ | 02A4 |
アクセント記号
まず、アクセント付きの文字を使用する方法があります。例として、ユニコード "01FD" で、F5キーで変換すると"ǽ"になります。しかし、全部の母音に対して、このようなコードがあるわけではありません。
任意の文字にアクセントを付けるためには、アクセント記号用のユニコードを使用します。ユニコード "0300" で右下がりアクセント"̀"、ユニコード "0301" で左下がりアクセント"́" です。例えば、ユニコード "028C" で、F5キーで変換すると"ʌ"となりますが、直後にユニコード "0301" で、F5キーで変換すると "ʌ́" となります。つまり、このアクセント記号は、その前の文字に重ね書きしてくれるのです。但し、これは使用するアプリケーションやフォントによって違ってきますから注意が必要です。